都心からもとってもアクセスしやすい高尾山。標高は600mほどですが、晴れていれば山頂からは、富士山を望むこともできます。そんな高尾山は、多くの方から愛される山です。
登山したことないけど、高尾山は一度くらいは登ってみたいなと思われる方も多いのでは? ただ、周りが登山に興味がない方ばかりだと、一緒に高尾山に登る人を探すのも一苦労です。
そんな場合は、一人で高尾山に行ってみようかな?と考えることもあるかと思います。また、一人で自然をじっくり味わいたいという方もいるかと思います。
では、高尾山は登山未経験者であっても一人や登山経験のない友達同士で登ることは出来るのでしょうか? また高尾山にはどんなコースあって、それぞれのコースは、どんな方におすすめなのでしょうか? 今回は、これらについてお話していきます。
【この記事はこんな方におすすめ】
・登山未経験者だけども、高尾山に一人でや、登山経験のない友達と登ってみたい方で、登れるかどうか不安な方
・高尾山のそれぞれのコースの特徴や、初心者におすすめコースを知りたい方
では、さっそく参りましょう!
【この記事筆者】
結論
まず先に結論をお伝えすると、高尾山に登山未経験者の方がひとりまたは複数人で登ることは、可能です。(リフトやケーブルカーを使わなくても。) ただし、膝や腰などが普段から痛むという方など健康に不安がある方はやめておいた方がいいかと思います。
各コースの特徴
高尾山には複数のコースがありますが、登山未経験者が登る場合どのコースを行くのがいいのでしょうか? ここからは、コースについて詳しくお話していきます!
そもそも、高尾山に行く場合は京王線「高尾山口駅」から登るのが一般的です。そして、高尾山口駅から高尾山に登るコースというのは、主に5つあります。1号路、3号路、4号路、6号路、稲荷山コースの5つです。
ただし、1号路、3号路、4号路を通って高尾山に行くコースは、高尾山口駅~高尾中腹にある展望台やさる園までは同じ道で、高尾中腹~頂上までが違う道を行くことになります。ちなみに、お団子やおやきやなどの高尾ならではの食べ物は、展望台近くにあります。また、1号路、3号路、4号路は、高尾山口駅~高尾中腹までの間はケーブルカーやリフトを利用していくことも可能です。
では、ここからは、それぞれのコースについて詳しく見ていきたいと思います。
1号路
1号路は「表参道コース」とも呼ばれ、高尾山の中で最もメジャーなコースです。先ほどもお伝えしましたが、高尾山口駅~高尾中腹までは、ケーブルカーやリフトで移動することができます。特徴はこんな感じです。
・コースタイム: 上り100分、下り80分
・難易度: ★★☆☆
・特徴: お団子やおやきなどの食べ物が販売されていることや、薬王院に寄れること。途中トイレがいくつかあるのも安心です。
・コースタイム: 上り50分、下り40分(ケーブルカーなどの乗車時間は含まず、中腹~頂上まで歩く時間のみ)
・難易度: ★☆☆☆
・特徴: 歩く時間は登りも下りもそれぞれ1時間もないので、気軽に山歩きを楽しめます。また、お団子やおやきなどの食べ物が販売されていたり、薬王院に寄れるのも魅力です。さらに、途中トイレがいくつかあるのも安心できるポイントです。
3号路
3号路を通って高尾山まで行く場合は、高尾山口駅~高尾中腹までは、1号路と同じ道をいくため、1号路と似た特徴です。3号路の特徴をまとめるとこんな感じです↓
・コースタイム: 上り110分、下り90分
・難易度: ★★☆☆
・特徴: お団子やおやきなどの食べ物が販売されていることや、薬王院に寄れること。途中トイレはなし。
・コースタイム: 上り60分、下り50分(ケーブルカーなどの乗車時間は含まず、中腹~頂上まで歩く時間のみ)
・難易度: ★☆☆☆
・特徴: 歩く時間は登りも下りもそれぞれ1時間くらいなので、気軽に山歩きを楽しめる。お団子やおやきなどの食べ物が販売されていたり、薬王院に寄れるのも魅力。途中トイレはなし。
4号路
4号路を通って高尾山まで行く場合も、高尾山口駅~高尾中腹までは、1号路と同じ道をいくため、1号路と似た特徴を4号路のコースはもちます。ですが、4号路だけの特徴として、大きなつり橋があります。そのため、このつり橋を渡るのが、4号路のお楽しみポイントとなるかと思います。
4号路の特徴をまとめるとこんな感じです↓
・コースタイム: 上り100分、下り80分
・難易度: ★★★☆
・特徴: つり橋を渡れる。お団子やおやきなどの食べ物が販売されている。途中トイレはなし。1,3号路と比べると、若干足場が悪い箇所あり。
・コースタイム: 上り50分、下り40分(ケーブルカーなどの乗車時間は含まず、中腹~頂上まで歩く時間のみ)
・難易度: ★★☆☆
・特徴:つり橋を渡れる。歩く時間は登りも下りもそれぞれ1時間もないので、気軽に山歩きを楽しめる。お団子やおやきなどの食べ物が販売されている。途中トイレはなし。1,3号路と比べると、若干足場が悪い箇所あり。
6号路
6号路は、上記でご紹介した1・3・4号路に比べて、難易度が上がるコースです。その理由は、途中までケーブルカーやリフトがないこと、また1・3・4号路と比べて道がそこまで整備されていないためです。ですので、登山のご経験がない方で、初めて高尾山で登山をするという方は、6号路は避けた方がいいかと思います。
そんな6号路ですが、魅力もあります!! それは、琵琶滝という滝を見れるということです!空気の澄んだ森の中で、緑と滝を楽しむことは、都会ではなかなかできません。とっても贅沢な時間を、6号路では過ごすことが出来ますよ。
6号路についてまとめるとこんな感じです↓
・コースタイム: 上り100分、下り80分
・難易度: ★★★☆
・特徴: 滝を見ることが出来る。
【リフトやケーブルカーの利用】
6号路はリフトやケーブルカーを使っていくことは出来ない。そのため、麓から山頂まで自力で登らなければならない。
稲荷山コース
稲荷山コースの魅力は、なんと言っても、高尾山の中では一番、登山っぽさを味わえるということ。整備されたコンクリートの道ではなく、土の上をひたすら歩いていきます。そのため、こちらも6号t路と同様に登山が初めてという方にはおすすめしないコースです。「高尾山に、前に他のコースから登ったことがあるんだけど、いまいち物足りなかったんだよね…。」という方にはおすすめのコースです。
また、稲荷山は、秋には山全体が紅葉してカラフルで美しい景色をご覧になることが出来ます!他のコースよりもより鮮やかな山を堪能できるかと思いますよ。
稲荷山コースについてまとめるとこんな感じです↓
・コースタイム: 上り100分、下り80分
・難易度: ★★★★
・特徴: 登山っぽさを楽しめる。秋は紅葉が美しい。
【リフトやケーブルカーの利用】
稲荷山はリフトやケーブルカーを使っていくことは出来ない。そのため、麓から山頂まで自力で登らなければならない。
まとめ
ここまで各コースの特徴についてお伝えしてきましたがいかがだったでしょうか? 高尾山に登山未経験者がひとりまたは複数人で登ることは可能です。(リフトやケーブルカーを使わなくても。) しかし、足腰に不安のある方は、「高尾山だから大丈夫でしょ。」となめたりはせず、登るのはやめておくのがいいかとは思います。
また、登山未経験者におすすめのコースは、以下の3つです!
1位 1号路
(食べ歩きや薬王院を楽しめる王道コース。途中トイレも多くあり安心。)
2位 3号路
(1号路同様、食べ歩きや薬王院を楽しめる。)
3位 4号路
(つり橋と食べ歩きを楽しめる。ただし1・3号路と比べ若干足場が悪い箇所あり。)
人生で一度も登山をしたことないっていう方は、上記の3つのコースよりも難易度が高い6号路と稲荷山コースはおすすめしません。
ここまで、高尾山についてお話して参りましたが、いかがだったでしょうか? 登山未経験者の方にも高尾山は胸を張っておすすめできる山ですので、ぜひ訪れてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考:高尾登山電鉄
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