奥秩父にある標高1,723mの両神山。岩肌の荒々しさと、季節によって様々な花や、紅葉が楽しめるのが特徴の人気の山です。
両神山は、ルートによっては険しい鎖場が存在します。
そんな両神山は、登山初心者でも登ることは可能なのでしょうか??
結論(初心者でも両神山は登れのか)
結論はというと…
登山初心者でも、両神山に登ることは可能です。
しかし、険しいルートは行かないことと、また、登山経験がある方と一緒に登られることを強くお勧めします。また、登山経験がない方は、事前に低山(1,000m弱の山)などに登られて、登山に慣れておくことが必要かと思います。
初心者におすすめのルート
では、実際に登山初心者の方が両神山に登るときは、ルートはどれを選べばいいでしょうか。
そもそも、両神山には主に3つのルートがあります。
それは、両神山登山ルート中で代表的なルートである日向大谷登山ルート、岩壁が続く八丁尾根登山コース、中山さんの私有地を行く白井差新道ルートの3つのルートです。
では、この3つのルートの中で初心者におすすめのルートはどれでしょうか…?
ずばり、初心者の方におすすめなルートは、白井差新道ルートです!
なぜこの白井差新道ルートが初心者におすすめなのかというと、
それは、他のルートに比べて白井差新道ルートは、よく整備されている登山道のためです。
他のルートよりも、危険な箇所も少ないため、初心者にはおすすめです。
その他の2つのルートは登山初心者は登れないの?と思われるかと思いますが、
「八丁尾根登山ルート」は岩場が多くヘルメットを被ることが推奨されるほどの危険な箇所もあるため、初心者の方はこちらのコースはやめておいた方が賢明かと思います。
また、「日向大谷登山ルート」は上記の八丁尾根ルートよりかは危険な箇所は少なく、難易度も低くなりますが、はしごや鎖場などがあります。ですので、初心者の方に向いているコースとは言い難いです。
初心者向きなルート「白井差新道ルート」の特徴
では、ここからは初心者におすすめなルート、白井差新道ルートについて詳しくお話していきます。
白井差新道ルートのコースタイムは約6.5時間、標高差は1,100mほどです。
初心者向きのコースといっても、コースタイムはそれなりにかかるので、登山の事前準備としてきちんと登山計画を立ててから登られることをおすすめします。
また、白井差新道ルートは、「中山さんの私有地を行く」と上記にありましたが、そもそも「他人の私有地を勝手に歩いて大丈夫なの?」と思いますよね。
結論は、歩いても大丈夫です!
ただし、この道を歩くには条件が3つあります。それは、以下の通りです。
①事前に山中さんに予約の電話(0494-79-0494)をすることと
②当日に1,000円(道の整備費)を支払うこと (支払いの際に両神山の登山バッチをもらえます。)
③行き帰りともに白井差新道ルートを利用すること
そのため、白井差新道ルートを行くときは必ず事前に予約をするのを忘れないようにしてくださいね!
アクセス
では、白井差新道ルートへ行くにはどうしたらいいのでしょうか?
ということで、ここからは白井差新道ルートへのアクセスについてお話していきます。
まずは車でアクセスする場合です。
車で訪れる方は、関越道の花園ICか県道37号、県道367号を経由することで、約1時間半ほどで、白井差新道ルートの登山口である白井差登山口まで行くことができます。近くに駐車場があるので便利です。
つぎに公共交通機関でアクセスする場合です。
白井差新道の登山口「白井口」までは、以下の2つのバスを乗り継ぐ方法でアクセス可能です。
【①西武秩父駅からのアクセス】
西武秩父駅
↓(町営バス 西武秩父駅線 約50分乗車)
薬師の湯バスターミナル
↓(町営バス 白井差線 約60分乗車)
白井差口で降
【②秩父鉄道の三峰口駅からのアクセス】
三峰口駅
↓(町営バス 三峰口線 約20分乗車)
薬師の湯バスターミナル
↓(町営バス 白井差線 約60分乗車)
白井差口で降車
都心から両神山へアクセスされる方は、西武秩父駅や三峰口駅までも結構な距離と時間を要するかとは思いますが、駅からさらにバスを2本も乗り継ぐなんてめちゃくちゃハードな移動です…。
なかなか遠いいですね。
ただし、両神山には両神山でしか見られない景色があるので、「両神山、気になるな~」という方はぜひぜひ訪れてみることをお勧めします。
まとめ
両神山に登山初心者の方が登ることは可能です!
ただし、ルートは難易度が低めの白井差新道ルートを利用すること、そして可能ならば登山経験者の同伴で登ることを強くお勧めします。
また、白井差新道ルートは私道であるため、利用する際は以下のルールがあります。
①事前に地権者の山中さんに予約の電話(0494-79-0494)をすることと
②当日に1,000円(道の整備費)を支払うこと
③行き帰りともに白井差新道ルートを利用すること
ぜひ両神山を訪れて、山の大自然を味わってみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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