蛭ヶ岳は日帰りで行ける?難易度やルートついてご紹介。

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神奈川県の北西部の山地、丹沢にある、標高1,673mの蛭ヶ岳。
蛭ヶ岳は、丹沢の最高峰として知られています。

蛭ヶ岳の山頂からの眺めは素晴らしく、登山好きの首都圏在住の方なら、一度は蛭ヶ岳に行ってみたいと思うのではないでしょか。

そんな蛭ヶ岳ですが、日帰りで行って帰ってくることは可能なのでしょうか。

結論

まずはじめに結論を申し上げますと、

体力・技術・経験にかなり自信のある方でしたら、日帰りは可能です。
ただし、最短のルートを選んだとしても、蛭ヶ岳までの往復は、標準のコースタイムで11時間以上かかります。
ですので、よっぽど体力に自信がある、という場合でなければ、1泊2日で行かれることを、強くお勧めします。

ルートの種類

そもそも蛭ヶ岳に向かうルートは、どんなルートがあるのでしょうか。

蛭ヶ岳へ行くルートは、主に4種類あります。
それは、この4つのルートです。

・大倉尾根経由ルート
・丹沢主脈ルート
・丹沢主稜ルート
・丹沢三峰ルート

では、それぞれのルートについて詳しくみていきましょう。

大倉経由jjjルート

【コースタイム】
登り7:20   下り5:30

まずは、大倉尾根経由ルートです。
このルートは、丹沢の中でも人気の高い大倉尾根を経由してしていルートです。

大倉登山口からひたすら登り、丹沢の中でも人気の山、塔ノ岳を経由し、丹沢山、蛭ヶ岳と登って行きます。

他のルートよりも、道はよく整備されていいて、歩きやすいです。
加えて、大倉登山口から塔ノ岳は、山小屋もいくつかあるので、お昼を山小屋で食べることができたり、お手洗いもいくつかあって安心なのが、このルートのおすすめポイントです。

また、交通の便もよく、小田急線の駅から登山口までも、比較的バスが多く通っています。

ただし、この大倉尾根を経由するルートは、登りが7時間もかかります。
下りの時間も考慮すると、このルートの登りを利用して日帰り登山するのはかなり厳しいかと思います。

大倉ルートには、途中、塔ノ岳の尊仏山荘、丹沢山のみやま山荘、蛭ヶ岳の蛭ヶ岳山荘などたくさんの山小屋がありますので、このルートを行く場合は、1泊2日などの余裕を持った登山計画で、登山をお楽しみください。

丹沢主脈ルート

【コースタイム】
登り6:15  下り4:55

次にご紹介するルートは、丹沢主脈ルートです。

こちらのルートは、丹沢の北側、相模原市にある焼山登山口から登って行くルートです。
丹沢で人気のルートである大倉ルートとは異なり、登山者が少ないのが特徴です。
そのため、「静かに登山を楽しみたい」という方には、おすすめのルートです。

また、他のルートよりも比較的、短時間で蛭ヶ岳まで行って帰って来られる、というのもこのコースのポイントです。日帰りで蛭ヶ岳を訪れたいという方はこちらのコースを利用することを考えてみてはいかがでしょうか。

ただし、公共交通機関でアクセスする場合は、こちらのルートは、注意が必要です。
登山者が少ないだけでなく、時によっては登山口までのバスの本数も少ないのです…。
平日は一日6本ほどのバスが通っているのですが、土日になるとその本数はぐっと減り、なんと1日2本となります…。

ですので、こちらのルートを利用される場合は、特に事前にバス・電車の時刻を入念に調べるようにして下さい。

丹沢主稜ルート

【コースタイム】
登り6:55    下り 5:40

続いては、丹沢主稜ルートについてです。

こちらのルートは、丹沢の西部にある西丹沢ビジターセンターから、檜洞丸などの山々を経て、蛭ヶ岳に行くルートです。

こちらのコースは、登山上級者向けの難易度の高いコースです。
急登が続いたり、鎖場などがあるルートで、体力や筋力をかなり使います。
そのため普段から登山をされてて、それなりに体力や技術がある方ではないと、安全に登ることは厳しいかと思います。

ただ、丹沢の主稜を歩けるこのルートは、他のルートにはない魅力を感じますよね。

丹沢三峰ルート

【コースタイム】
登り7:55    下り6:00

そして最後にご紹介するルートは、丹沢三峰ルートです。

こちらのルートは、人が少ないため、静かに登山を楽しみたい方に打って付けのルートです。

宮ケ瀬湖の近く三叉路というところから登って行きます。この三叉路までは、本厚木からバスが出ていますので、公共交通機関でアクセスする場合はそちらをご利用ください。

このルートは、登りも下りも、かなりの時間を要するので、このルートを利用して蛭ヶ岳を訪れる場合は、日帰りではなく一泊するのが最適です。

こちらのルートは、道中痩せた尾根が続くところがあるため、滑落などの危険が高いです。特に積雪時や雨などで地面が濡れている場合は、注意が必要です。そのため、体力・技術・経験が十分でない方は、他のルートを選択することを強くお勧めします。

まとめ

ここまで蛭ヶ岳へのルートについてお話ししてきましたが、いかがだったでしょうか。

内容をまとめると…
蛭ヶ岳に向かうルートは主に4つあって、それぞれの特徴は以下の通りです。

【大倉尾根経由ルート】
メリット:道が整備されていて、比較的歩きやすい。
デメリット:登りはかなりの時間を要する。
【丹沢主脈ルート】
メリット:他のルートよりも比較的、コースタイムが登りも下りも短い。
デメリット:最寄駅から登山口までのバスの本数が少なく、公共交通機関でのアクセスが不便。
【丹沢主稜ルート】
メリット:檜洞丸などの西丹沢の自然を味わえる。
デメリット:難易度が高いため、技術と体力に自信がない方は厳しいルート。
【丹沢三峰ルート】
メリット:登山者がすくないため、静かに登山を楽しめる。
デメリット:滑落の危険が高い箇所があるため、経験・技術・体力が十分ある方向けのコース。

体力・技術・経験がない方が蛭ヶ岳を訪れたいという場合は、まずは大倉経由のルートを利用し、みやま山荘か蛭ヶ岳山荘で一泊するのが、ベストだと思います。
大倉ルートをお勧めする理由は、道も十分に整備されていて歩きやすく、他の登山客も多いためです。また山小屋も途中多くあるので、休憩をしっかり取りながらの行くことができます。

また、体力・技術・経験がかなりある、と自信をもって言える方は、登りと下りのコースタイムが最短時間である、丹沢主脈ルートを利用して、蛭ヶ岳へ日帰り登山に行かれるのも有りかとは思います。ですが、私はおすすめはしません。

ご自身の体力・技術・経験と、コースのレベルを冷静に判断して、安全な登山を楽しんでください。

ちょっとでも行こうとしているコースに対して、体力・技術・経験に不安があるな、と思う場合は、ワンランクレベルの低いコースや山を選択されるのがいいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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