軽アイゼンは4本と6本、どっちの爪がおすすめ?

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【この記事はこんな方にお勧め!】
①アイゼンにはどんな種類があるのか知りたい方②アイゼンの種類は、どう使い分けたらいいのか分からない方

③軽アイゼンの爪が4本と6本のものの、違いを知りたい方

アイゼンとは?

そもそも、アイゼンとはどんなものなのでしょうか。お存じの方も多いかとは思いますが、アイゼンについて、一からお話をしたいと思います。

アイゼンとは、金属製の爪が付いた登山用具のことです。
氷や、氷に変化した雪の上を歩くときに、滑り止めとして、靴の外底に着けます。

名前の由来は、ドイツ語の「 Steigeisen(シュタイクアイゼン)」だそうです。
この「 Steigeisen」という言葉は、

steigen(登る)+ eisen(鉄)⇒ Steigeisen

という風に出来た言葉だそうです。直訳すると「登る鉄」。

アイゼンの種類

では、アイゼンはどのような種類があるでしょうか。

そもそもアイゼンは、爪の数によって主に2種類、「軽アイゼン」と「多本爪アイゼン」に分けられます。

ざっと説明するとこんな感じです↓

【軽アイゼン(爪が4,6本のもの)】
緩やかな斜面や、柔らかい雪の上での歩行が可能

メリット:
コンパクトに持ち歩きが可能

デメリット:急な斜面やと凍結した雪の上の歩行には不向き(負荷がかかってアイゼンが登山靴からずれやすくなる為)

【多本爪アイゼン(爪が10,12本のもの)】
急な斜面や、凍結した面での歩行が可能

メリット:
軽アイゼンでは歩行が難しい、急な傾斜や凍結面を歩行可能

デメリット:
・登山靴によっては、多本爪アイゼンを装着できないものがある
・歩行技術や脚力が必要となる

そして、軽アイゼンでも爪の本数が4本または6本のもの、

多本爪アイゼンの中でも、爪の本数が10本または12本のもの、

というように、それぞれのアイゼンの中でも、微妙な爪の本数の違いがあります。

では、軽アイゼンでは、爪が4本のものと、6本のものではどう違うのでしょうか。

軽アイゼン4本と6本の違い

軽アイゼンの中でも爪が4本と6本のものが販売されているかと思いますが、爪が4本と6本では、どのような違いがあるのでしょうか。

まず爪が4本のものは平坦、且つ柔らかい雪の上での歩行に向いています。
しかし、傾斜のある面での歩行には不向きです。

爪が6本の軽アイゼンと比べて、4本のもののメリットは、より軽いということです。
そのため、登ろうとしている山が、アイゼンが必要かどうか分からない、という場合に予備で携帯するのに適しているかと思います。

一方で、爪が6本の軽アイゼンの特徴は、多少の傾斜がある面の歩行が可能、ということです。
ただし、急な傾斜の歩行には適さないです。

まとめ

ということで、軽アイゼンを購入する際に、爪が4本と6本どちらのものがいいか迷ったたら、私のおすすめは…

【4本爪がおすすめの方】
冬の低山に行こうとしていて、雪があるのかないのか分からない方
・登山前の事前情報で、登ろうとしている山が平坦な道で、且つ柔らかい雪のみと分かっている方【6本爪がおすすめの方】
・登ろうとしている山には、そこまで急じゃない斜面に柔らかい雪が残っているという方

です!

ぜひ参考にされて、安全な登山を楽しんでくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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